富山県立魚津工業高等学校
環境保全への取り組み
地域の皆様に、環境問題に対する興味・関心を高め、本校の取組みがそれぞれの活動のお役に立てていただけるよう取り組んでおります。
本校では、平成10年より環境教育に取り組み始め、毎年他校の皆さんにも参加していただいている環境講演会を開催しています。さまざまな講師の先生をお招きして、地球全体の環境問題やそれぞれの地域で行われている環境保全への取組みなどを講演していただいています。
毎年11月に開催しています。専門家の方々と意見交換できる貴重な場となっており、大変勉強になります。どなたでもご参加いただけますので、興味のある方はぜひ環境講演会に参加してみませんか?
環境科学部化学班では、水質調査や大気汚染調査を継続して行っています。
■ 水質調査
魚津市内の河川の水質調査を行っています。調査は片貝川、鴨川、角川それぞれを月1回程度行い、CODのほかpH、リン酸、硝酸イオン、亜硝酸イオン、アンモニウムイオンなどを測定しています。測定値はすべて環境基準を満たしています。無機態窒素は、住宅密集地などで少し高い傾向が見られます。
■ 大気汚染調査
富山市、魚津市、黒部市、滑川市、入善町の主な交差点における窒素酸化物の量を測定しています。
大気中の窒素酸化物は酸性雨や光化学オキシダントなどの大気汚染の主な原因となる物質で、一酸化窒素や二酸化窒素などの窒素酸化物の総称をいいます。窒素酸化物は高温で燃えるときに空気中の窒素が酸化されて発生しますが、主な発生原因は自動車の排気ガスとなっています。
環境科学部では、環境保全に関する研究を行っています。
■ プラスチックゴミを利活用した水処理技術の提案
近年、海洋ゴミを含めたプラスチックゴミが世界的に問題となっています。そこで、このプラスチックゴミを粉砕し、マイクロプラスチックにしたものを水処理の材料とする新しい研究を進めています。ストローや発泡プラスチック、ペットボトル、フタなど多くの材料を利用してきれいな水にする技術を提案します。
■ 魚津の「バイ貝」を利用した光触媒材料の提案
魚津市ではバイ貝を使った料理が多く提供されています。そこで、廃棄されたバイ貝の貝殻を粉砕・加工し、光触媒材料として再利用する研究を進めています。
■ 環境情報新聞の発行
最近注目されている環境問題や本校の環境に関する取組みを中心に、地域の皆様に向けて情報発信を行っています。共に地域の環境問題や生活スタイルを見つめ直す機会になるよう活動しています。
■ 廃食油を利用したリサイクル石鹸作り体験
とやま環境フェアでは、ご来場の皆様に廃食油を用いたリサイクル石けん作りを体験していただいています。お子様から大人まで多くの方々に体験していただいています。
■ グリーンカーテンの製作
省エネ対策として、毎年グリーンカーテンを製作しています。今年は、魚津市グリーンカーテンコンテストで最優秀賞をいただきました。昨年よりヘチマを栽培しています。グリーンカーテンとして利用後は、果実をタワシに加工したり、ヘチマ水を採取して石鹸作りに利用したりします。昨年のとやま環境フェアでは、多くの方々にタワシをお持ち帰りいただき大変ご好評をいただきました。
若い世代へのメッセージ
出展者情報
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